この要望にお答えします。
リスニング力を高めるのに1番効率的な方法は、英語の正しい音節を知る事です。
いきなり英語の正しい音節といわれてもよく分からないですよね。
しかしこの記事を読んで「英語の音節」を正しく理解する事ができれば、リスニング力は格段と上達します。
✅この記事を読んで分かる事
・英語の音節リズムの法則を理解
・正しい音節の分け方
・英語の音節リズムの実践編
それでは解説していきます。
英語の音節リズムの法則を理解

英語の音節はリズムです。
何拍で単語を発音するかが重要になります。
例えば、有名チェーン店のマクドナルド。
英語表記はMacdonaldです。
海外でマクドナルドと発音しても、海外では通じません。
理由は音節が正しくないから!
海外でマクドナルドを伝えたい場合は、「マクダーナー」と言わなければなりません
下記のポイントをみてください
♩|♩|♩|♩|♩|♩
マ・ク・ド・ナ・ル・ド▶︎6拍(日本人のイメージ)
♩| ♩| ♩|
マク・ダー・ナー▶︎3拍(実際の海外)
日本語発音のマクドナルドは6拍なのに対して、実際の発音の「マクダーナー」は3拍です。
つまりMacdonaldは英語の音節が3節の単語というわけです。
手で4拍叩いて、その4拍の中にリズムよくマク・ダー・ナといれてください。
リズムよく「マクダーナー」と言えれば、海外で通じます
これだけでも非常にリアルな英語っぽくなりましたよね
Look at thisの発音の場合
この英文をこのように発音している人は多いと思います
これではLookで2拍(ルッ、ク)とat(アッ、ト)とthis(ディス)で2拍、2拍、1拍になってしまいます。
正確には、ルッ、カッ、ディス▶︎1拍、1拍、1拍
ルック、アット、ディスではなく、ルッ、カッ、ディスと発音しましょう。
正しい音節の分け方

前述した通り、英語の音節を理解するだけで英語の発音は良くなります。
それでは英語の音節の分け方をどうすれば良いのか。
英語の音節の数は母音の数で決まります。
先ほどのMacdonaldをもう1度使います。
このMacdonaldには何個母音が含まれていますか?
その通りです。このMacdonaldには母音が3つ含まれています。
だから、この単語はマク|ダー|ナと3音節にわけて発音されるのです。
・Patrick
含まれる母音はaとi 2拍で発音します
・Madrid
含まれる母音はaとi 2拍で発音します
・Chicago
含まれる母音はiとaとo 3拍で発音します
また英語の辞書を開き、今回はremenberを調べてみましょう
その辞書にはre-men-berと表記されているはずです。
つまりremenberは3拍の単語だということ
その分節をリズム良く発音する事が大事です
音節リズムにも例外がある
全て母音が音節の分け目となればいいんですが、例外もあります。
例としてあげる単語がこちら
・Sydney
・bronze
・language
このSydneyの場合はyは母音ではありませんが、発音上の観点から母音として認められます。
つまりこのSydneyは2音節
bronzeの場合は母音がoとeに2つあるので、2音節かと思いますが、単語の最後にある3は発音されない場合が多いです。
つまりこのbronzeは1音節
同様な理由でlanguageも単語の最後がeの為に、母音が4つありますが3音節の発音となります。
二重母音も例外です
1つの母音が1つの音節を作る事を学びました。
しかし、二重母音がある単語も音節リズムの例外をうけます。
たとえば、アメリカの工業都市のデトロイト。
スペルはDetroitです。母音はeとoとiの3つあるので、普通は3音節だと思いますよね。
しかし、この単語は2音節です。
理由はoとiが連続で繋がっているから。これを二重母音と言います。
二重母音は1つの音節で発音しなければなりません。
他の例でAsiaをみてみましょう。
Asiaは母音が3つあります。
しかし、iaは二重母音となる為に1拍で発音します。
つまりAisaは2拍で発音します。
英語の音節リズムの実践編

それでは実際に例をみてみましょう。
赤字の所はアクセントです。
【1音節の場合】
・school スクーゥ
1音節で発音します
・waves ウェイヴス
1音節で発音します
・large ラージ
1音節で発音します
【2音節の場合】
・village ヴィ|レッジ
2音節で発音します
・district ディス|tリクt
・2音節で発音します
・brainchild ブレイン|チャイゥd
【3音節の場合】
・counterparts カウン|ター|パーツ
3音節で発音します
・attention ア|テン|ション
3音節で発音します
・difficult ディ|フィ|カゥt|
3音節で発音します
こんな文章があったとします。
I learn a lot every day myself.
これを音節に分けて発音するとこうなります。
アイ|ラーン|ア|ロッt|エ|ヴリー|デイ|マイ|セウフ|
簡単な文章でもちゃんと音節を意識して発音しよう。
【まとめ】英語の音節を知る事でリスニング攻略!

この記事を読んだあなたは英語の音節について理解できたと思います。
そして、この音節のリズムの法則を知っているだけでリスニングする際の聞き取り易さは大幅に改善します。
なぜなら正しい音のリズムを知らない状態で英語を聞いた所で明確にその単語を聞き取る事ができないから。
だからこそ英単語の発音のルールを知る必要性があるのです。
またスピーキングの際もこの音節の考えは有効です。
こちらも同様に実際の間違った音節で発音する事がなくなる為に、発音が多少甘くても、相手に意図が伝わりやすくなるから。
それぐらい単語の音節を理解する事が大事なんです。
今1度、英単語の音節の特性を見直してみる事をオススメします。
*今回この記事を書くにあたって、参考にした本は下記になります。

